昔から中央製乳商品のファンで、中央商品を口にして大きくなりました。特にヨーグルトは世界一のおいしさだと思っています。食品分野に関わらず、お客様に心から「良い商品です」と伝えられる仕事につきたいとずっと思っていました。中央製乳の会社のイメージは、一言で言えば“素朴”。牛は大地に生える牧草を糧にしているわけですから、牛乳は大地からの恵みです。大地が土を連想させることもあって“素朴”というイメージになっているんだと思います。中央製乳には巨大な貯乳タンクが何本も立ち並び、いくつものシステム化された生産ラインがあり素朴とは対象的ですが、私の中での素朴というイメージは入社後も大きく変わることはありません。
入社後は営業事務として配送手配などを担当し、受注したものが滞りなく配送できるよう伝票処理を行う仕事に就いていました。現在も同じ販売部門に所属していますが、既存のお客様を担当するほかに、工場見学の対応やイベント企画、パッケージ企画、広告やチラシ制作、SNSの発信など、広報に近い仕事も担当しています。どんな仕事もできるだけお客様のご要望やご希望に沿いたいと思っていますが、会社の規定や体制の関係でどうしてもお応えできないケースもあります。代替案をご提案できる時は良いのですが、それも無理な場合は、お客様に申し訳なく、歯がゆい思いをすることもあります。そんな中で心掛けているのは、お客様に対して自分の言葉が嘘にならないようにすること。問い合わせを頂いた場合一つとっても、お客様は中央製乳の製品に興味をもち、わざわざ手間をかけて問い合わせてくださったことを考えると、口先だけの対応ではなく、「ありがとうございます」「申し訳ありません」と心からの言葉としてお伝えするようにしています。
工場見学の対応やイベントでの活動は、直接お客様の顔が見られる機会であり、「楽しかった」「温かい気持ちで帰った」などと伝えてくださるのは、私も誠意をもって務め、それを感じ取ってくれたからだと思います。そのような気持ちのやり取りがとてもうれしく、お客様へ感謝の気持ちと共にやりがいを感じます。今後の目標は、商品パッケージを全てプロデュースすることです。多くの方に愛され、口にすれば「おいしい」とわかっていただける商品ですが、手にとってもらうためには“見た目”も重要な要素です。スーパーで商品を手にする方の気持ちになって考えた時、今よりも魅力的な見た目になれば、もっと買物や毎日が楽しくなり、手にしていただける機会も増えていくと思います。自信ある商品だからこそ、それにふさわしいデザインで魅力的なパッケージにすることで、さらに多くのファンを獲得していきたいと考えています。